ニューストピック

ハイブリッドな百貨店!?

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09年11月14日(土)大丸心斎橋北館がオープン

つい3ヶ月前までは隣接で競合していた「そごう心斎橋本店」が「大丸心斎橋北館」として生まれ変わった。8月末に閉じたそごう心斎橋本店を大丸が買収。景気低迷のなか総額410億円を投じた北館は、単なる売り場面積の拡大というものではなく、今後百貨店業界で生き抜く為に、新しい百貨店を模索する為の「実験棟」として新モデルに挑戦する場としてオープンした。
このオープンに際して打ち出されたコンセプトは「ハイブリッドな百貨店」ハイブリッドという言葉は、最近では車などのイメージが強いが、その本来の意味を辞書で引くと"動植物の雑種・異質のものの混成物・電気信号を、相互の干渉なく結合または分離する装置"などが出てくる。果たしてハイブリッドな百貨店とは?どのような意味が込められているのか・・・
新聞やネットなどでの発表を読むと、北館オープンはJフロントの営業改革の集大成であるという。10年以上にわたる改革の総仕上げという位置づけだ。Jフロントの徹底した経営戦略を生かしていくことが、大丸心斎橋北館の使命である。
居抜き出店に伴う投資額を抑えるため、今も外壁にはそごうブランドマークが残る北館の最大のテーマが、少人数社員による低コスト運営、16フロア・約4万平方メートルの売場は約2000人が働くが、社員はわずか90人。精鋭90人で回す仕組みは「自社運営」「ショップ運営」に大別される売場の、売上高の99%を稼ぐのが「ショップ運営」の売場という従来の百貨店では考えられない大胆な経営戦略である。社員の配置はフロアを統括するマネジャーが12名、マネジャーを支える顧客対応スタッフと取引先に指導するサービス教育担当が各階におよそ1名ずつ、後は自主運営売場の販売員と配送や入出金など後方業務のスタッフが占める。取引先に運営を任せる北館では、百貨店としてのしきたりを、取引先スタッフに熟知してもらわないと得意客からのクレームにつながる恐れがある。こうした従来のノウハウを伝え、新しいスタイルを取込むのが、当面の課題となるようだ。少人数を支えるために、情報武装も進んでいる。9月に11の旗艦店に導入した売場解析システム「レインボー」。各ショップの売上高や客単価、損益分岐点売上比率など25項目のデーターをもとにフロア地図を色別に示す。日々の売上高もグラフでリアルタイムに分かる。不調なショップと原因をすぐに洗い出し、ショップ店長と改善に取組むという。
そして、今回の大丸心斎橋店北館の目玉は、地下1・2階を、従来であれば「デパ地下」として食料品売場を展開するのが相場であるところを、18歳~25歳の女性をメインターゲットとした「うふふガールズ」としてヤングファッションフロアという大胆な売場構成である。東京都内のファッションビルなどで人気の27ブランドを集結させ、心斎橋に集う若い世代を百貨店に呼び込もうという仕掛けである。この試みは、SCや駅ビルの収益構造からヒントを得ており、取引先の賃料負担を軽減させたことで、若者に人気のブランドを集結させることができた。
ハイブリッドな百貨店とは、お客様へ打ち出されたカジュアル×プライス×エイジを見ると、従来の百貨店ファンの中高年のお客様も満足。新しい世代も満足お客様も満足・・・異質と思われていたものを混合させて共生していく百貨店という意味なのかもしれない。また戦略面から読み取ると、百貨店とSCの融合も暗示しているようにも思える。
ただSCのようにシステマチックになりすぎたり、サービスがあまりに簡素化されるのも百貨店ファンにとっては寂しいものである。ぜひ百貨店が本来もつ「特別感」「楽しさ」「ワクワクする空間」など百貨店ならではの潜在的な要素も大切にして欲しいと願う。大丸心斎橋北館のこのチャレンジは、老舗×革新の経営戦略として、この未曾有の不況を乗り切るヒントを得ようと業界内外でも注目されている。

都市部で本格的な川の駅 

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先日建築士会による新しい商業施設の見学会があり一般オープン前に
参加させていただきました。



文章が稚拙なため
長くなってしまったので記事を分割してあります。
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記事の順番に表示されます。  





都市部で本格的な川の駅 6


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他の川の駅を見るために西方向へ


川を下った所にも新たに川の駅が工事中です。
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DSC06470.JPG目的地までにもいろいろ出来ているのでスナップ写真を撮りながら進みます。

写真は淀屋橋夏の恒例となった水上ビアガーデン。
淀屋橋から中之島遊歩道方向へ。ここは元々日建設計の前進住友臨時工作部による美しい護岸があったが、地盤沈下で室戸台風などの浸水に耐えられなくなり、鉄矢板で囲まれて人が水に血被けない場所になった。ここの再整備は未定。
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 写真はタワービルに建直しのため解体中のフェステバルホール外側を残してかなり解体が進んでいます。 →完成予想
新しくフェスティバルタワーが建てられる。
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向かい側には同じくフェステバルタワー竣工後に取り壊される。朝日新聞大阪本社。
垂れ幕には近くの国立国際美術館で開催されているルーブル美術館展が。 東京では日経新聞主催でだったが関西では同時開催で読売が京都で大阪では朝日が主催。
京都では大作主義の展示でフェルメールが売り。
大阪では有名作品はではなく子供をテーマに展開。
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7月に竣工した中之島ダイビル(イースト)一部を残して完成。
テナントはほぼ満室で
現ダイビル組からの移転組がほとんどだが今年にできたビルとしてはいい方だ。
商業スペースには阪急プロデュースの五感が5店目オープン予定。近隣の特性から贈答用、宅配を検討中とか。
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手前がダイビル本館(渡辺節)でもうすぐ取り壊し予定。奥の白いのがダイビル新館(村野藤吾) 奥の高層が中之島ダイビル(日建設計)。
左奥のミラー貼りのタワーは中之島三井タワー(シーザ・ペリ&アソシエーツ)
右奥の建物は関西電力5代目本社ビル(日建設計+
ニュージェック設計)全体の再開発が完成すると2Fの空中歩廊が繋がるらしい。
ダイビル本館、新館を解体して中之島ダイビル(ウェスト)(ウェスト)と同じデザインで建築予定だ。
ダイビルの角地の部分には大阪市容積率ボーナス制度を使って劇場、ホールが建つ予定だったが、都市再生の地域指定を受けたので、ボーナス制度を使わなくても超高層ビルが建てられるようになったので、あっさりこの計画を撤回して敷地の残りは当面緑地となる予定だ。
弊社の近くにある3代目関西電力本社の宇治電ビルもなんの開示もなく解体予定だ。 日本初のオール電化オフィスビルとして、長谷部・竹腰設計事務所の秀作としても貴重だ。子会社の関電不動産に所有を移して一切開示されていないので、いつ解体が始まるのかもわかっていない。
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HTA高原さんが携わっていた「ウサギの耳」の
国立国際美術館。シーザ・ペリが地上分と地下1階で力を使ってしまいました...。的な施設だ。
B2,B3Fの展示室の躯体レイアウトが良くないのでありきたりの展示しかできない使いにくい展示スペースがあります。
手前はいつになるかわからない大阪市立美術館設予定地。
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あいかわらず閑散としています
朝日放送もせっかく都心に移転したのに
賑わいのかけらもありません。公共的な建物では大階段を造ってスキップフロアを作るのが大阪の定番ですが坂がほとんど無い大阪では成功した試しがありません。商業スペースはすでに撤退したり空きもあります。 関西では初の大丸ピーコック都市型店舗がありますが、年配のおじさまからおっちゃんという。リタイア組も含め男性が以外と多いです。
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のスタッフゲート 京阪中之島線建設のインフォメーション施設の再利用。
写真は初日の様子。
初日なのに周りは閑散と...。公演が始まった直後でしょうか? 電車にのって来ている様子も無く
普段と変わらない静けさでした。
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コルテオの新テントビックトップ
梅田の貨物操車場跡や、北ヤードなどで御堂筋パレードの準備が行われて北が再開発により、場所が無くなり近年はここを準備場所としていた。MBS/TBS系中之島ビーチバレーも工事のため今年はテレ朝系のABCの真正面で行っていた。
ここの再開発が進めばこういうイベントはまた南港へ逆戻り。
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京阪中之島駅駐輪場。  多分ここの場所が
大林組と組んで商業施設、ホテルの入った複合施設を建設する予定地。(出資京阪25%、大林75%)
面積はおよそ5,000m2ぐらい。
2012年の開業を目指すと昨年の5月の段階では発表されていたが不況で本当に着工されるのかは不明だ。
京阪グループは唯一ブランドホテルを持っていないので大阪・住ノ江でハイアットリージェンシー大阪の土地、建物、運営を手掛けている大林組と組んだのだろう。
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堂島川左岸の遊歩道。大阪二重行政の象徴として、
府運営と市運営の遊歩道が並走していた所だ。
かつてはサイクリングロード部分があったのだが。
自転車類の軽車両は通行禁止になった。道路は駐車場優先で歩道は一部しか整備されておらず不便になった。
府管轄の設備と市管轄の設備、建設省・土交通省管轄の設備類の調整が取れていない所が多く後で目隠しの柵などで囲っているのだが歩行者幅員が狭くすれ違えない所もある。
街路樹は桜なのか、ハナミズキなのか確認をし忘れてしまった。 もともと何十年かかけて市民団体がハナミズキや木蓮をこつこつと整備していった場所で写真を撮る少し前にも何十周年かのイベントが行われていた。 建築家の適当な言葉でせっかく育てた木々をなぎ倒し
安易な植樹方法に切り替えてもいいのかと思う。 今は整備途中で両者の勢力は拮抗中。
大阪は暖かいので木蓮は、2月末~3月に開花。桜は4月ハナミズキはゴールデンウィーク前後とずれているので、混栽で植えればよいのにと思う。
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リーガロイヤルホテル前に出来た中之島駅 ホテルが地下で直結されたが、いつものことながら利用客は殆ど見かけられない。 このクラスの客で電車利用は商用以外宿泊客には無縁なのだろうか。
奥の大阪国際会議場は公共施設には稀に見る有能な支配人で有名だ。
まだ勤められているのだろうか。
今日も何かのイベントで賑わっていた。
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少し西側へ下って行くとこちらにも「川の駅」が建設中です。
infixの間宮氏と大阪谷町四の不動産会社長古堂が組んで選定グループに認定されました。
こちらの名前は
「ナカノシマバンクス -Nakanoshima Banks-
銀行ではなくて堤防、堤を意味するバンクからのネーミングだそうです。
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本来なら8月8日に仮オープンの予定でしたが、中之島線復旧工事の遅れで4月になってようやく着工したが遊歩道の再整備も遅れているようで外部躯体と1Fの壁面工事の段階でした。
大きく3つの棟からなる構成で飲食店、ライフスタイル店、ギャラリー、イベント・情報施設が入居予定
大阪市の中規模小売店舗の届け出にはA棟商業部門257m2の記載しかなく、B棟、C棟は不明
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7月31日時点で外壁下地と1FはPB下地まで。
天井の軽天下地まで出来ているかはわからなかった。
長古堂は京阪天満橋南側にあり、駐車場や小型ビルを運営していて「はちけんや」からは近い。
一部を水都大阪2009期間中に開業させてグランドオープンは来年4月に延びたようだ。
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発表イメージでは分かりにくいので先にミナミで民間施工による例としてスミソウによる倉庫地帯の賑わい創出事業の「キャナルシティ堀江」をイメージすればよいだろう。←左の写真
 堀江は2棟構成、2階建てで屋根は切り妻だが中之島バンクスでは3棟構成、1階建てと2階建てで屋根は陸屋根で屋根は緑化されロイヤルホテルからの眺望を極力邪魔しない設計となっている。

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「キャナルテラス堀江」を貫く浮庭橋。
浮庭橋は完成1年を待たず休日以外は閑散としています。
朝日放送の入居するほたるまちにも浮庭橋のような橋に商業施設をくっつけた大阪版リアルト橋構想なるものがあったが実現にはいたっていない。
繁華街ではないため無理に着工してもFゲートやWTCのように破たんしていたであろう。その後のリベンジがこの浮庭橋だ。

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中之島通りからバンクスを見る建物は多分環境に配慮した物になるのだろうが"土木"の部分が道路から3m以上の無機質な壁が400mほど続きます。
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北の堂島から見た中之島バンクス。ロイヤルホテルの正面玄関部分を見えるように"建築側"では配置してあります。
昨年までは11社ほどがテナントに応募中とされていたのだが、どうなったのだろう。
リーマンショックで「はちけんや」の方はキャンセルが相次ぎリーシングは100軒以上の交渉を重ねたとか。「中之島バンクス」は大阪府の発表資料にも載っていないような物件なので苦労しているのではと勝手に創造をしている。 
「はちけんや」ではNPO2法人とバリューマネージメントに運営を委ねた形だが
「中之島バンクス」は一切情報が伝わってこない。 例の市長と知事になってから却って
情報が公開されなくなった。「はちけんや」はたまたまセミナーなどで総工費の確認が出来たのだが、こちらは一切不明で発表した資料もHPですぐに削除される。
昔は小さな工事でも、工事看板に、事業内容とともに入札価格、工事の内訳価格など記載されていて、市民オンブズマンさん来てご覧なさい!! だったのに、親分が元アナウンサーと、うちの近所の弁護士さんになってからは隠蔽体質がHPにも見え見えになってきた。
イベント会期中は賑わうかも知れないが、会期終了後に景気が回復しているとは思えず先行きが心配される。 健脚撮影コースでした。(撮影距離延べ8.3km結構足が痛い...。)

都市部で本格的な川の駅 5


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川の駅の続き  1 - 2 - 3 - 4 - 5 - 6

川の駅から西方向へ
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地図。右は京阪天満橋ビルのキャッスルホテル
中央のピンクの所が「はちけんや」
新たにスロープで降りる駐車場屋根部分が歩行者通路となっている。

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「はちけんや」を出ると右手は京阪天満橋駅の一角にあるキャッスルホテル。ここは大阪市第三セクターが破綻して京阪子会社に事業譲渡されてビルごと一体が京阪の運営となった(他に地権者、区分所有として竹中工務店)
写真は元々地下駐車場へのスロープ、京阪中之島線の3番、4番乗り場の上で工事用の基地として使われていた。西側に駐車場が整備されたこともあり、駐車場は駐輪場として整備される。
駅ビルのキーテナント京阪シティーモール
(旧松坂屋大阪店)が開業した時に有料駐輪場が設置されたが不法駐輪は治まらず、こちら側にも設置されることになった。
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「はちけんや」正面玄関から南の筋はお祓い筋といい
ここは旧摂津国の渡邊津(窪津)という瀬戸内海最大の港で平安中期に熊野信仰がおこり、法皇、上皇や皇族、女院が京都から川を下ってここについたのがのちの「八軒屋」です。お祓い筋と云う名は平安末期になって後白河法皇や後鳥羽上皇が 熊野までの行幸に際しお清めをしてから向かったのでこの名がついています。
ここが熊野街道の起点で和歌山県の熊野街道の一部は世界遺産に登録されています。
写真は京阪天満橋駅南側にある本当の「八軒屋浜」跡のある昆布匠永田家本店 ここの昆布は阪急百貨店オンラインショッピングでも買うことができます。
ここに昆布屋さんがあるのは弊社がある老松通りの昆布屋と同じく、安土桃山時代に大坂城の石垣を運ぶ際に昆布を敷いて運んだ名残かと思われます。
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玄関にはお店が建てた八軒屋浜船着場跡の石碑と
大阪市教育委員会による石碑(中央の黒)と
今はなくなった東区(中央区に編入)時代の石碑が建立されています。
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「川の駅」の西側は堤防を壊して中之島線を建設したあとにスーパー堤防を設置。上は遊歩道下は駐車場という大阪でよくある風景となっています。地元からは緑地はミニショップ公園や既存のビルを改装して喫茶店やレストランなど賑わいがでるように要望があったのですがだだの壁にねってしまい。京阪による1社独占になってしまいました。以前から地下のフロアを川側に向かって店舗を開けていた所は昔の堤防より高い壁が出来てしまい眺望が台無しになってしまいました。
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夜は駐車場部分は明るいのですが遊歩道側は暗いです。
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1Fからは川が見えましたが、今は2Fからしか見えなくなってしまいました。
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天神橋の途中から新たに遊歩道へのルートが出来ました。その橋脚部分です。 見えないだろうと、資材置き場となっているのですが、橋から丸見えです。→橋の下から見た資材置き場。
この日はブルーシートが少なかったのですがもう少し配慮が欲しい所です。
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以前はきれいだった天神橋のアーチ下部分工事前にはホ○ムレスが溜まるようになり、工事完了後はそれを防ぐためにアーチ部分も駐車場となり
地元が要望していた、遊歩道から橋脚部分のライトアップは見送られました。
北詰め側も水都大阪2009にようやくホ○ムレスの立ち退きを開始し工事をはじめました。→写真


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遊歩道の段差解消などの要望はかなわず。通行も駐車場の営業は終わる時間には施錠されてしまう。
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地元要望の最後の砦、天神橋京阪換気塔。
当初は中之島線建設に伴い新設されるので環境になじむように円形にしてほしい。とのことだった。
結局新設ではなく既存の本線と中之島線の換気塔として継続使用となったのだが、まるで毒キノコのようだ。 八軒屋の模型の横に換気塔のシュミレーション模型が数多くあったので、設計は高原さんがしたようだが、地元の方もここにはこだわらなくても良かったのではと思う。
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工事前の写真。 地元の方も円形に最後までこだわらなければ、同じルーバーを付けたとしてももっとスッキリとした印象になったはずだ。
素人が見本や模型では理解出来ない、いい見本になったいい例だろう。 企業の後始末を設計者に押し付けられたようで何となく気の毒だ。
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天神橋中央から中之島の通称"剣先"方向と奥に
「はちけんや」が見える。
工事前は水際まで近寄れる親水空間だったが二重の策で近寄れなくなった。
再整備の数年前に再整備と称して工事を行なったばかりだが、手すりも錆びた鉄パイプから鋳物の重厚なものに取り替えたばかりだ。 設計は安藤氏だろう。
無駄金使わないでね。破綻直前なのに。
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工事中の様子。橋の中央にツインでタワー状の工作物があった。ひとつは螺旋の自転車用スロープのタワー。 整備後は自転車は入れなくなるのでは...。 向かい側には明治時代の戦艦「最上」のマストが保存されていた。戦争遺産として貴重な物だったが、論争を避けるために老朽化の名目に撤去されてしまった。結局呉の「大和ミュージアム」に拾われ廃棄処分だけは免れたが元々ツインタワーになるようにスロープが設計されていたので、バランスがおかしくなってしまった。
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新しく設置された再整備の目玉の噴水。
写真は試験放水の様子。 時間を計って撮影しました。
メカニカルな小便小僧がイメージなのか、グロテスクな包茎から放尿されているようです。(ちゃんと先が割れています) 夜は時間によってライトアップの色が変わります。(オレンジ色のライトアップは尿から糖がでているみたいだ。)
'90花の博覧会では土木の工期が間に合わず人が近寄れない所では芝生に見えるよう土砂にグリーンのペンキをスプレーするという恐ろしい暴挙に出ていましたが、ここでは"緑とふれあう空間"のためそのような行動にはでていないです。 ですが花博終了日にはナニワのおかんが会場の花々を毟り取って帰るという行動にでたので、どっこいどっこいですね。
DSC05144.JPG水都大阪2009に向けて再整備されたバラ公園実はここも数年前に再整備されたところだ。中之島一帯に合った旧来の売店は退去させられ再入札にかけられて大手の参入も目論んでいる。もちろんここの手すりも数年前に取り替えられたばかりだった。中之島線工事により手前の難波橋は石材の破損など大きく痛めつけられてしまった。元々東京の日本橋に匹敵するほどの文化財級の石橋だったが、建設後50年を経た橋の架け替えを当時の建設省から命令され、地盤沈下と地下鉄堺筋線建設にともなって1975年に石造りの橋脚を残して合成桁の鉄橋に架け替えられた。写真部分に少し見える部分は一時撤去されていたものを組み直した物だ。
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 川の畔にはミーハーな大阪人にあわせてタイタニックスポットが設けてある。写真は入場一部解禁直後の5月のものだが、実際にタイタニックをしていたのはやはりナニワのおかんだった。
ここも安藤氏の監修によるもの。
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 新しくできたなにわ橋駅の下から橋脚を見る。難波橋駅の出入口の場所の設計が非常に悪く、せっかくの難波橋のフォルムが隠れてしまっている。 出入口の監修は安藤氏。アーチ型の出入口は好き嫌いはあるだろうが、位置が非常に悪く、せっかくの撮影スポットに安藤氏のアーチ型の出入口がフレーム内に入ってしまう。中之島中央公会堂側の出入り側もわざと位置をそうしたようにフレーム内に入ってしまい非常に違和感がある。周辺の景観からも浮いている。あと数mずれていただけで見栄えが違うのだが。 大々的にやった中之島線駅舎コンペは何一つ活かされていない。 与えられた条件で設計せざる負えなかったのは分かっていてやはり土木部分に問題があるように思う。
PS.2008.08.20加筆修正
ここには大阪府知事と市長による銘盤が水都大阪2009にあわせ設置されるとの事。
2人とも大阪の首長始まって以来の汚い字でびっくりしました。何十年か残されるのかと思うと悲しいものがあります。


都市部で本格的な川の駅 4


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1Fテラス廻りと建築概要(諸元)へ



1Fテラスに向かってみました。
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←正面左手。
丸い物体は厨房などの排気ダクトカバー
夜は照明も点きますが。1m以上の大きさでびっくり。
→西側
町家の犬矢来みたいな物体は地下で紹介したトップライトのカバー。
出資者に関西電力がいるので厨房はIHを希望していたようだが料理長の意向でガス使用に、排気ダクトも大きくなっています。
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←芝生の部分はタイタニックポーススペース。リバースイートでの挙式の後新郎新婦の撮影や寝転んだりと設計者自ら実演。
→芝生を植えて間もないので、学生さん達が上った後は全部めくれ上がってしまいました。
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←船着場を復元した雁木はまだ工事中。左に見える窪みはカップルのラブスポット用。遠くに新しく作られた噴水が見える。
→テラスから伸びる新しい護岸はまだ工事中。 コスト削減のためアスファルトに溝をつけて意匠を付けている最中でした。
■建築概要
所在地     大阪市中央区北浜東1番2号
地域・地区   都市計画区域内 市街化区域 商業区域 防火区域
        河川区域 都市計画公園区域 都市公園区域 風致地区
建築面積    684.93m2(計画時990m2)
延床面積    1,345.90m2(計画時1,378m2)
建物高さ    10.19m
階  数     地下1階・地上1階
構造形式     鉄筋コンクリート造 (計画時鉄骨鉄筋コンクリート造り)
主な仕上     屋根:ガルバリウム鋼板 丸桟瓦棒葺き 
            トップライト(太陽工業スカイライトソーラー)
         外壁:せっ器質タイル貼り
         床 :墨入りモルタル台湾産那智石洗出し モザイクタイル矢羽図貼り
           モルタル下地構造合板オイルステイン仕上げ
                (オスモカラーウッドステイン?)
         壁 :EP塗装、他
         天井:EP塗装 大阪府産杉ルーバー(区画によっては不燃処理加工)
各用途面積    船着場施設:約313m2、 情報発信施設:約303m2、 
         サービス施設:約445m2、共用部:約216m2
事業主      大阪府・株式会社はちけんや
設 計      株式会社 HTAデザイン事務所
設計協力(構造)  株式会社 アスコラル構造研究所  
設計協力(設備)  株式会社 技研エンジニアネットワークス
施 工      株式会社 森本組(民事再生により大豊建設子会社)
鉄 筋      関西スチールフォーム
鳶・土工     天野建設
型 枠      井延工匠
給排水空調ガス  武蔵野工業
電気設備     松田電気工業
エレベーター   福西電気
コーキング    日本化成工業
防 水      アーキテクノ
鉄 骨      三 洋
タイル      大幸建陶
石        オオツカ
造作大工     ツクシ製作所
LGS・ボード   中 建
金 属      臼田金属
屋 根      岩間工板
左 官      嘉地組
補修・塗装    ヒショー工業
鋼製建具・ガラス 京阪産業(京阪子会社)
エンジンドア   トステム
シャッター    文化シャッター
太陽光トップライト   サラヤ環境デザイン(サラヤ子会社)
トイレブース   コマニー
キッチン     大 松
家 具      アダル
サイン      京阪エージェンシー(京阪子会社)
クロス・床    山下装飾
外 構      土新建材
植 栽      京阪園芸(京阪子会社)

総工費      4億円(物販内装費、設備費除く)    
出 資      京阪電鉄を代表とする構成グループ出資3億円、大阪府1億円
         (構成員は京阪電鉄、関西電力、サラヤ、サントリー、毎日放送)
運営形態     完成上屋を大阪府に寄付、大阪府がNPO法人2社に運営委託
         物販、飲食以外の施設維持費は大阪府負担
         物販、飲食部分については河川占用費の形で徴収
公共部運営    NPO法人 もうひとつの旅クラブ
         NPO法人 水辺のまち再生プロジェクト

出資者で利を得ているのはやはり京阪でしょうか、
サラヤとしては工事終了後は施設で使う環境に優しい洗剤を使って下さいぐらい?
関西電力は継続的な電気使用以外はオール電化のプローモーション施設としての夢は破れました。
サントリーは自販機設置とレストランへの飲料水酒類の間接的な供給とバイオ部門で京阪園芸に対して自社の育苗を売るとか、(2008年8月21日修正自販機は結局伊藤園、ユニマットなどになってしまいました。)
毎日放送は何の利益があるのかは不明です。いろんな所にサテライトスタジオを作っていはいますが、不況で今回はそのような設備投資も出来ないし、水都大阪2009に対して現地事務所の優先的使用権とか? 不明です。


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都市部で本格的な川の駅 3


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川の駅の続き  1 - 2 - 3 - 4 - 5 - 6

1FのRIVER FUITE OSAKA

営利部門として運営しているのがバリューマネージメントだ。ゲストハウス以外で
中山邦員シェフがプロデュースする店舗は京都の鮒鶴、神戸のオーシャンスィート
そして今回のリバースィート大阪で京阪神をようやくカバーする。
いずれの店舗もレストランウェディング対応となっている。
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入口サイン
(東側)

店内西から東方向を見る。


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←店内入ってすぐのウェイティングスペース。壁の奥はトイレやバックルーム。
→入口すぐの寄せ木テーブル。


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←レセプション壁面はガラスに水が流れている。 今ではちょっと懐かしい内装だが久々に見ると返って新鮮かも。

→店内側から見た様子。


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←リバーサイド席ガラス面は10°傾けられていて、店内からは川の反射が無いように、船から見た時に川面が反射して水を感じるのと店内が見えにくいようになっている。 
→店内中央を斜めに走るトップライト。木桟の寸法は寸角ぐらいの杉材 工期がなかったのかタッピングビスが丸見えです。

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←南側から
→西側から東方面










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左:レセプション付近   中:入口横のブライダルスペース兼控え室ウッドブラインド 右:レセプション入口


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入口の化粧柱と天井。

見学会の時の話ではランチは\2,500から(税抜き)です。 と説明を聞いたのだけれど、あくまで水都大阪2009期間中の限定メニューのようだ。
一般的なランチメニューは\5,000(税抜き)前後とかなり強気だ。
繁華街ではなく官庁街なので景気には左右されないとはいっても、お役人様がこうゆう所に入ってランチしていたらこの御時世何考えてんの~!ていわれるのでは。
お役人様は地下に設営される予定の自動販売機のお茶を買って、愛妻弁当とテラスで食事で我慢なさって下さい。(出資者のサントリーの自販機が3台ほど納入される予定ですから。)
天満橋(リバースィート)、天神橋(ル・ポンドシエル)(シェ・ワダ)、難波橋(ポンデベッキオ)と
"橋の袂"の著名店争いが大阪らしい。
ポンデ・ベッキオ北浜本店のランチ\5,000、\7,500、\10,000(税抜き)(※単品有り)
ル・ポンドシエルのランチ\3,000~\6,500(税抜き)とあまり変わらない設定価格。
ルポンド・シエルは旧大林組本社を耐震補強リノベーションしたもの大林組本社最上階より移転しました。(過去記事の隠しページにあるのでそのうち再掲します。)
シェ・ワダは前オーナーとの確執で移転縮小したためこじんまりとお手軽価格の\1,500からとなってはいる。
この不景気で有名店といえどこのランク周辺でのランチメニューは\1,050からが相場だ。
本町にある鉄人坂井シェフプロデュースのLa Rochelle ラ・ロシェルでさえランチは\1.050、夜\3.150(税込)だ。 東京のように本式ではなくビストロなのでHPには載っていないが、関西ではCMに本人が出演してランチの割安価格を訴えている御時世だ。
せめてライバル店のように単品メニュー\1.050から提供していただけるとありがたいのだが...。(他の所では店の前に表示が無くても店内には単品\○○○とあって内心ホッとする小心者です。)
上流側の帝国ホテルから中之島下流側まで水都大阪2009のライトアップや期間中のクルーズなどをあてにして、いろんな所が割引メニューを企画中のようだがイベント終了後に顧客の胃袋を掴むのはどこになるだろう。

もっとも横浜の「開国博Y150」のようにイベント自体が苦戦する可能性も残っているが...。

都市部で本格的な川の駅 2

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川の駅の続き    1 - 2 - 3 - 4 - 5 - 6


地下から護岸のテラスへ


地下のフロアから護岸のテラスへと出て、外観を見学。
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←テラスからチケットカウンター方向。
→テラスから西側天神橋方向へ
チケットカウンターがあり川の駅とはいっても実際の船乗り場は今まで通り京阪天満橋駅にある既存の桟橋からだ。復元した船着場はあくまでも"飾り"でイベントなどでしか使用されない。 あくまで贅沢な休憩室なわけだ。 前のページにあるようにパナンテにあるチケットカウンターは1坪ぐらいしかなく、待ち合わせは商業施設の喫茶、レストランを使って下さいというスタンスなので、お金に余裕が無い人は、ここに設置予定の自販機でお茶でものんで過ごして下さい。というわけですね。 ツアー客の獲得に躍起になっている大阪としては団体客に来てほしいけれど、待ち時間の退避場所もなく、案の定オープン日にはナニワのおかんらの姦しい集団が一番客で入っているという情報を別のスジから聞きました。
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←テラスから見たチケットカウンターとレストスペース
→雨樋は建物の中メンテをしやすいように露出になっている。
フロストシートで処理。
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←事務スペース会議室オープンなつくりに。
→京阪天満橋駅方向を見る。
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←テラスから新しい耐震護岸を見る。中央部は間に合わなかったのかスプレーで吹き付けた単色でかなりムラが。植栽ポットは仮の物。次期を見て桜が植えられる。大川桜植栽計画の一環(安藤忠雄プロデュース)             →江戸時代の八軒屋浜。雁木と呼ばれる船着場の様子。
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←復元された雁木。
御影石で作られている。
安藤氏が進めている大川桜植栽計画、中之島の終点まで桜で埋め尽くすという構想で、いかにも素人受けしそうな内容だが、ありきたりで大阪としての特色は感じられない。 特に桜は大阪で大発生しているクマゼミが好む樹木で、安藤氏が全国各地で進めている人工地盤の中に穿たれたなかに植木を入れるやり方は他の虫は入り込めないがクマゼミが最も得意とする住処だ。 桜が開花出来る何年化後には80-100dBの大騒音がこの辺りを覆うだろう。 桜の季節が終わった頃には毛虫だらけ、夏にはクマゼミの大騒音。 お盆を過ぎる頃にはクマゼミの産卵によって街中の電線ケーブル類が刺されて、停電や、インターネットの不具合などがおこるだろう。クマゼミの産卵管は特に固く、太いケーブルや特に光ケーブルなどに産卵してしまう。 西日本特に大阪でのNTTのクマゼミ被害は深刻だ。
桜を植えるなら桜自身にも優しい柔らかい地盤に植えなければならない。
そうすれば、クマゼミ以外のちいさなセミや他の昆虫も地中にいて鳥などが餌と捕獲して環境がたもたれるのだが...。

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都市部で本格的な川の駅 1


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8月1日オープン予定だった八軒屋浜賑わい施設(川の駅・はちけんや)という所の見学会が7月29日にあり行ってきました。
28日は大阪工業技術専門学校による見学会が先にありました。
川の駅としては関西初。現在設置されている場所は大抵は「道の駅」のようにローカルな場所ばかり。
都市部としては横浜に1、2軒あるが本格的な物としては日本初となります。
一足先に23日大阪府知事と市長による竣工式典がおこなわれました。
→過去NEWS・産経 (cache)産経
「八軒屋浜再生整備」の一環で軒屋浜賑わい施設整備等事業の事業提案競技を行った大阪府都市整備部が京阪鉄道を代表とするグループ(構成員は関西電力、サラヤ、サントリー、毎日放送)に優先交渉権者として選定していました。

 建築途中はパースよりも大きすぎるイメージがあったのですが仮囲いを取るとほぼパースのバランスに近いものに...。  その訳は説明会で納得しました。
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昨年の3月に八軒屋浜船着場と同時にオープンした京阪天満橋駅地下1Fパナンテにて集合。船着場のチケットカウンターからの写真。パナンテは護岸整備にあわせ堤防部分を2カ所開口八軒屋浜船着場にそのまま出られます。遊歩道の1期工事部分になります。
テラスは普段近所の学生の溜まり場になっています。
鳴り物入りで開業した京阪中之島線の起点です。
私の予想通り中之島線は閑古鳥が鳴いていますが...。
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八軒屋浜周辺図中央が川の駅「はちけんや」右手が京阪天満橋駅。 左手は天神橋方面。
建物周辺は天神橋から直接通れるようにスロープ建設中。スロープの下は京阪が運営する駐車場になっている。
残念ながら天満橋を挟んでの護岸は鍵が掛かっていて通り抜けは出来ない。写真を見る
天神橋側は元のように通り抜けられるようになったが歩行者ではなく車優先となっている。
駐車場が閉まる24:00に施錠。護岸部は通り抜けが出来なくなった。

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「はちけんや」本体は京阪本線と中之島線との函体(カルバート)の上に建てられている。
この土地は京阪天満橋駅がまだ将棊島の上にあった頃は川だったのであくまで河川敷上の建物ということで河川工作物という扱いになるらしい。
本来は建築物は建てられないが。大阪府が国土交通省に掛け合って地域再生の一環として特例で認めさせたものだ。
建物の法律上の扱いは河川工作物なので洪水の時は地下は水に浸かっても構わないものとして扱われるそうだ。 特例のため河川工作物の地図記号がまだあてはまりません。
ちなみに W:取水堰堤・頭首工  S:防ダム・堰堤
     D:目的ダム・治水ダム E:電用ダム・堰 G:護岸 O:その他(水門・床止め)
と国土地理院の地図上では今の所表すことができません。
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設計者は元シーザー・ペリ&アソシエーツジャパン(株)執行パートナー兼大阪事務所所長で現在は(株)HTAデザイン事務所の高原浩之氏。現場からすぐ近くの大阪工業技術専門学の出身者。
大阪・中之島での国立国際美術館、三井タワーなどの実績が評価されたのでしょうか。

見学会主催者の挨拶の後、高原氏直々の説明がありました。
知らない間に私の母校の講師になられていました。
学芸出版社主催の見学会の合同だったようで、後半からは学生さんらしい人の数が後から後から増えてきました。
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細かい説明は現場担当のHTA中山大介氏
前どこかのHPで大きく載っておられましたが
後日高原氏と差し替えられていました。(かわいそうに...。)
工期と予算の関係で鉄骨で造る予定の屋根をコンクリート造りに変更したそうです。
そのため見に行った時は型枠などでシルエットが大きく見えたようです。
奥の柱から壁面に段差があるのは将来シャワーブースなども設置出来るように配管を入れてあるそうです。
上流の桜ノ宮の某大学ヨット部クラブハウスに万が一何か合った時や、桜ノ宮のヨット大会字には仮のボートハウスとして使えそうな作りに思えました。階高は3mぐらいでしょうか、天井高が2.4mぐらいしかありません。 照明はFHT32W温白色 イベント用に配線ダクトが設けてあります。
スポットはまだ付けられてありません。倉庫にも無さそうだったので運営委託を受けたNPO
がイベントにあわせて借りるのか購入するのでしょう。
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←ケーススタディから最終計画までの模型の説明
→屋根のシュミレーション
周辺全体模型                    施設本体模型
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←周辺模型1/500
→敷地分模型
 1/200
はちけんや1F平面図                 はちけんや地下1F平面図
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ピンクの部分はレストラン
オレンジは厨房とブライダルサロン

ブルーは多目的スペースグリーンは事務バックスペース
紫はドライエリア
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←チケットスペースから多目的スペース方向を見る。
8月22日からの水都大阪2009では
大会事務局として使用。
床は経費削減のため構造用合板にオイルステイン。川からの照り返しで照明がなくても冬場以外は明るそうだ。

→多目的スペース中央のトップライト。壁面の窓の採光は1Fのガラスブロックやドライエリアからの光。

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チケットスペースの天井は木桟のフレームにクロス貼照明はシームレスランプの温白色。
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←多目的スペースから1Fへの階段、EV方向
→八軒屋浜船着場チケットスペース
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←八軒屋浜船着場チケットカウンター
→カウンタータイル詳細矢羽図貼
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←階段横の男子トイレ
→同じくトイレ
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←チケットスペース裏の事務スペース奥はガラス張りの会議室。水都大阪2009期間中は平松市長や橋下知事の控えスペースに。
机とロッカーは3セット小型のキャビネットは1台だけ簡素にしてあります。 
→キッチンは1ルームマンションで使うタイプ。出資者に関西電力が名を連ねているので電気コンロに
なっています。

トレンドは「エコ」

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「地球がおかしくなってきている」温暖化や環境破壊が進む中で、普通に生活をしていてもそんなことを肌で感じている人は多いのではないだろうか。ここ数年インテリア、ファッション、ディスプレイなど様々な業界でトレンドと言われ、必ずキーワードとして上げられるのが「エコ」である。記憶するに10年ほど前に「スローライフやスローフード」などスローがキーワードになったブームがあった。その後は「ロハス」であった。
2009年のミラノサローネのレポートなどを読んでいても、やはり「エコ」はマストになっているようである。そして今年に多く見られた傾向としては、Futuristic Nature最新のテクノロジーと自然の共生をテーマに揚げた未来型のエコスタイル。もちろんここ数年は「エコ」という観点から、このような取組みをしながらデザインをしてきた企業も多数出展はされてきたが、「なんちゃってエコ」も多くあった(自然素材を使用したり、リサイクル素材を使用したりしているが、その実プロダクトとしてなんのエコにもなっていない)しかし今年は本当に本格的なエコが取込まれた流れがあったようだ。
インテリアのトレンドは、木はナチュラルなオーク・皮はナチュラル系のスェードや型押、 布はオーガニック素材のリネン(麻)やウールが多かったとのこと。デザイン的には、昨年とあまり大きな変化はない。カラーも、白・グレー・ブラウンなどオーガニックカラーにアクセントカラーとして、 ブルーやオレンジを組み合わせているところが多く、去年よりは少し明るめ。

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そして、特にエコロジーが注目されていたのが、ミラノサローネで2年に一度行われる、ユーロルーチェ(照明器具の見本市)素材はもちろんであるが、さまざまな解釈での環境への配慮をデザインに取り入る各メーカーの動きが目立ったようだ。その中でLEDなど新光源の普及がさらに加速した感がある。
昨年9月に開催されたメゾンオブジェを視察に行った際に、2009年のトレンド発信が行われていたのを見たが、「Simpl」がテーマになっていた。主催者からのメッセージは「物事をシンプルにしてみたらどうなるでしょう。単にシンプルにするのです。けばけばしい装飾や気取りを放棄する時期の到来です。複雑で先が見えず、無秩序で混沌とした世界を前に、未来のシナリオは本質への回帰です。大地と地方色が価値を取り戻します。確かな根を持たない都会人たちは、都市と田園との新しいバランスの真価を見出しています。自然とテクノロジーとが、ついに人間を生態系の中に戻すのです。つつましいアイテムの趣味の良さに囲まれること。木に触れること。これが自宅での快適な過ごし方です。」~~と言うようなものであった。そして「スローテック」「メトロピューリタン」「ファームライフ」の3つのコンセプトで構成されたブースの展開が行われていた。
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ゾンオブジェは、トレンドスペースが設けられ、主催者からはっきりしたメッセージが発信されているので、わかりやすい。

ミラノサローネやメゾンオブジェなど国際的な見本市の情報を追いかけていくと、トレンドがつながっていることがわかり面白い。

◆関連記事
JAPAN DESIGN NETリポート(ミラノサローネ特集2009)
ELLE DECO (ミラノサローネ2009リポート)

Crabtree&Evelyn Chaper11申請

 ロンドンからメールが届いていた...。
Crabtree&Evelynが連邦地裁にChaper11を申請して財産保護の手続きをとったとの事。

イギリスでは問題は無いけど、とのことらしいが日本でもハウスオフローゼが販売なので

国内のCrabtree & Evelynの閉鎖とかはないだろう。

イギリスでは直営は37店舗ぐらい日本での直営は14店舗ぐらいだが、アメリカでは直営店は34州で120店舗以上らしい。同時不況後売上が急に落ちて4分の1になったとか。

現在支援企業と交渉中らしいが親会社はマレーシア、クアラルンプールのKepong Berhadはパームヤシを作っている会社との事だ。 自然派指向は拡大といっても背に腹は変えられない。目につかない所からの節約という所でウォールマートのPBなどに替わっていっているのだろう。

◆関連記事

Los Angels Times (2009 7.1)   →(cache)

Vogue UK (2009 7.2)              →(cache)

The New York Times(2009 7.1)→(cache)

Kepong Berhad社Chaper11についての声明(pdf)

 

ああああああああああああああああ